2. 空所補充
約300語の英文に空所が3、4箇所。前後関係から適するものを4択で選ぶ。英文は3つで、空所の合計は10個。英文のレベルはそれほど高くなく、ごく一般的なもの。英検1級を受けようと思うくらいの英語力があれば、十分満点を狙えます。英検1級では速読力はあまり問われないので、じっくり読んで確実に正解を得たいところです。
<ポイント!>
とにかく焦らずじっくり。
3. 読解・内容一致
約350語の英文に対し3〜4の質問があり、その答えをそれぞれ4択で選ぶ。英文は3つで、質問の合計は10個。上記の設問2にくらべると英文のレベルがやや高く、新聞記事程度の英文を読みこなす力が必要となる。ちなみに2003年第1回には"Totemism
in Modern Society""Extreme Viruses"Tango's Brouhaha"の三つ文章が出題されました。
<ポイント!>
日頃からニュース記事をできるだけ読みましょう。単語の勉強と一緒にやれば一石二鳥。 また速読速聴・英単語
Advanced 1000 ver.2
は良質なニュース記事を集めてあり、リスニングCDもついているので、かなり使えます。
4. 大意要約
約350語の英文を140〜180語の日本語に要約。80語以下の場合は採点されない(つまり0点)。英文のレベルは上記設問2と3の中間くらい。それほど難しくはありません。
<ポイント!>
それほど難しくないにもかかわらず、何故か点数がとれないのがこのパート。採点基準がまったくの謎。僕の点数も合格者平均も5割でした。結構自信があったのに。恐らく重要なことは(1)段落ごとに要点をまとめ、ポイントを漏らさずすべて入れる。(2)全体の論理の流れ(起承転結など)をとらえ、それに沿った日本語にする、の2点でしょう。意訳せずに直訳することが大事だと思われます。ここで確実に8割くらいとれれば、ちょっと有利になるので練習する価値はあります。蛇足ですが、日本人が外国語として英語を学ぶ場合、日本語力が基礎になります。つまり日本語力がなければ、英語力の伸びにも限界があるのです。(日常会話だけならまた別。)この事実は軽視されている気がしますが、けっこう重要だと思います。
5. 英作文
箇条書きで与えられた日本語の内容を80〜100語の英文で書く。字数オーバーは減点だが、それほど減点は厳しくないような気がします。
<ポイント!>
電子メール形式の簡潔な文章が多いので、ストレートな表現でできるだけ少ない語数で書くようにすれば丁度よいです。箇条書きの日本語の順番に素直に書くことも大事です。
一次試験 リスニング試験
リスニング全体でまず気をつけなければならないことは、 英検1級全問題集〈2007年度版〉などのCDに比べるとかなり速いということです。TOEICよりもだいぶ速いと思います。変に遅いものに慣れてしまわないようにしましょう。4週間完成
新・英検1級攻略本はスピードが本番に近いでお薦めします。また、問題と問題の間隔もなんとなく短い気がしました。(ただ、これは気のせいかもしれません。)もう一つTOEICと違う点はメモが許されているということです。Part3では問題用紙にはメモをとるためのスペースが用意されています。耳は放送に集中したままメモをとる練習はしておいたほうがいいかもしれません。
Part 1
男女の会話、それに次いで質問が放送され、答えを4択で選ぶ。10問。
<ポイント!>
TOEICのPart3と同じ形式なので、TOEICに慣れている人であれば落ち着いて聴けば問題はない。
Part 2
200語程度の英文が読まれ、その内容を問う質問が2つ。4択。英文は全部で5つで計10問。
<ポイント!>
TOEICのPart4と同形式だが、英文が二倍くらいの長さであることが多い。内容的にもやや高度。ただし論理的な、起承転結のはっきりした英文がほとんどなので、要点を押さえられれば、全部聞き終わったあとに問題を読むという方法で十分対応可能。問題は集中力。TOEICと違い、筆記を終えたあとのリスニングなのでこのあたりで集中力があやしくなってくる。何も耳に入ってこないというような事態にならないように気を引き締めたいところ。個人的には、ここが一番難しいと感じた。
Part 3
インタビューと英文が読まれ、それぞれ質問が二つずつ。質問は音声のみ。計4問。解答は記述式。英作文のようにゆっくり考えている暇はないので、答えが分かったらすぐに書き出し一気に書き終えるだけの英語力が必要。ただし箇条書きで答えるパターンが多いので、ポイントさえ押さえられれば、主語述語のそろったちゃんとした文にする必要はない。
<ポイント!>
英検1級独特の解答形式で、なんとなく難しそうに感じてしまうが、問われる内容はかなり素直。ちゃんと聴いていれば、この部分が問われるのだろうな、と予想がつく。そこをしっかりとメモしておけば大丈夫。例えば、2001年度1回のインタビュー文は陶芸家に対するもので、インタビュワーの「人々が芸術を仕事として追い求めなくなるのはどうしてだと思いますか?」という問いに対し陶芸家が「一つは生活して行くのが難しいからです。〜(中略)〜それにみんなに拒否されるのが恐いんです。私の作品を気に入ってくれる人がいなかったらどうしよう〜」というように答えている。ここで問題として問われたのは、「人々が芸術を職業としない二つの理由とは何か?」。とても素直な問題。同様に英文の方も何かについてのメリットとデメリットが数個ずつ挙げられて、「メリット2つ挙げよ」というような問題がでることがほとんど。
一次試験 まとめ
やはり一番初めの単語問題が鍵だと思います。僕自身、勉強時間の9割くらいを単語に費やしました。とにかく単語を勉強しましょう。しかし、何度も書きますが、その際に1単語に対して訳語が1つ2つ載っているだけというような単語集を丸暗記しようとするのではなく、その手の単語集も活用しつつ、同時にリスニング、リーディングも勉強する方法を自分なりに確立するのが効率的だと思います。