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郊外型農業の再生事業
 (事業内容)
 緑に包まれていた箕面の山々も都市開発が進み、住宅がどんどん山裾に迫っています。市街地の農地は開発され住宅となり、山麓の農地も後継者がなく荒れてきています。
 私たちNPOでは、まだまだ自然が残る箕面の止々呂美地域で農業を体験しながら、地元農業のあり方を模索しています。食料自給率が40%にも落ちたわが国で、今後自給率を上げると同時に地元の活性化につながる”地産地消”という考えで活動を続けています。
 (止々呂美の四季)


<今月の農業・3・4月>
今年は昨年に比べ、雪の降る日が多かったが、3月に入り春の訪れを知らせる生き物が動き出しました。

<畑に植えている野菜>
「男爵」「メークイン」「キタアカリ」「ワケギ」
「ニラ」「ミョウガ」「ニンニク」「水菜」「春菊」「グリンピース」「うすいエンドウ」「玉ねぎ」「里芋」「ウコン」「下仁田ネギ」「いんげん豆」
グリンピースが冬を乗り切りました。 つくしも顔を見せています。 フキノトウもが出てきました。


 (止々呂美の動物達)
 秋になり稲が実ってくるとイノシシが里に下りてきて田んぼを荒らします。周りに柵を作り、防御をしますが簡易な防御では潜り抜けてきます。私達の畑もサツマイモはイノシシに、大根はシカにまたスイカはアライグマに食べられ、人間が食べられるのはイノシシの残したイモのツルだけでした。
 止々呂美地域に生息するシカの生態を調べた「みのお山自然の会」のシカ調査によると、シカが食べる採餌食物は止々呂美地域の全植物種(121科587種)のうち67科121種だそうです。季節的には春100種、夏111種、秋111種、冬29種となり冬にむかうと極端に食べ物の種類が少なくなるようです。私達の畑もこの季節になると毎回荒らされますが、対策は柵を頑強にするしかありません。


 (資源作物として)
 畑で菜の花を作りナタネから油を絞り、天ぷら油として使用後、BDFに転換するという資源循環を箕面市でも”菜の花プロジェクトみのお”が始めました。私たちも”菜の花プロジェクトみのお”に協力し止々呂美で菜の花を作りました。2006年の冬は雪が多く心配しましたが、菜の花は寒さには強く雪の下でも、葉を大きく開きロゼット状になり越冬します。私たちの畑でも6kgのナタネが採れ2割が油として搾油されました。
ナタネから油を、そしてBDFに。
@10月に2条蒔きしました A越冬のため葉を広げます B山の畑が菜の花畑に C菜の花が綺麗に咲きました
D刈取りは手作業で E脱粒も手と足で Fタネの収穫は6kg G2割が菜種油に


(都市部と農地を結ぶ循環)
 都市部での街路樹及び植木の落ち葉を堆肥として畑に戻し、採れた野菜を都市部の朝市などで販売する、都市部と農村の資源循環を実施。
箕面市萱野小コミュニティーセンタ(くすのきの家)で作成した腐葉土を1〜2年寝かせ、止々呂美の畑に入れ有機野菜を作る。畑からは採れたて野菜を都市に運び消費者に安心安全な野菜を届ける。
腐葉土を畑にそして野菜を消費者に

枯葉を堆肥に

畑の土壌を改良

出来た大根の一部は産直へ

ふかふかの土に


 (地産地消にむけて)
 地元の農業を考える上で、いつも問題になるのが私達の食生活の変化です。米を食べる回数が少なくなり、肉とパン中心の欧米型の食生活に慣れ、地元の農業がどんどん疲弊してきています。グローバル経済の中で食もビジネスにされ、主食の米を除けばほとんどの食品を輸入に依存してきています。日本全国の食料自給率はカロリーベースで40%しかありません、東京、大阪のような大都市では1〜2%です。(資料:農水省・都道府県別食料自給率参照)
 このような中、食の安全と地元農業の活性化を進める上での一つの方向を私達は地産地消という考え方で実現しようとしています。地元で取れた安全な食品を地元の人たちに届けることが理想の形です。地元止々呂美では、特産のユズでジャムを作り市場に出しています。私達の畑で採れる作物は限られていますが、食卓に出来るだけ地元の野菜を持ち帰ります。
畑で採れた大根で漬物を作りました。
@畑の元気の良い大根 A畑で土を落としておきます Bフェンスに吊るし1週間ほど干します。 C葉っぱは切り、重量を量り塩加減を決めます。
D大根を漬ける材料です E大根の葉っぱも大切にします F綺麗に並びました G十分重石を掛けます

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