フェティエ・アルバム

-2007年7月-

ケレベックレル・ヴァーディスィ(蝶の谷) KELEBEKLER VADISI 〜 ゲミレル島 GEMILER ADASI

イスタンブルへ戻る日、もう今回は時間がないからと諦めていたゲミレル島行きを何とか実現させようと、オリュデニズに出ようと言ってくれたボラさん。あいにく島を巡るボートツアーが出払ってしまっていたにもかかわらず、知り合いを訪ねて船の確保に奔走してくれた結果モーターボートを借りることができました。
が、これが私の恐怖体験の始まりになろうとは・・・・・!
モーターボートというのは、傍目には爽快そうに見えるものの、実際乗ってみると揺れる、揺れる!しかも進行方向に向かって安定して座り操縦しているボラさんと違って、船のバランスを取るために
舳先のほうに後ろを向いて座った私。トルコ人には憧れのキャンプ地(らしい)ケレベックレル・ヴァーディスィまでは何とか心地よくいけたものの、そこからゲミレル島までは次第に波も大きくなってきて、少しスピードを上げられようものなら、跳ね上げられて海に放り出されそうな勢い。「ギャー!止めてー!もっとゆっくりー!死ぬー!コワイー!」波しぶきでツルツルすべる手すりと角の部分を必死でつかんで、周囲の景色を楽しむ余裕もないまま島に到着しました。

ゲミレル島は、日本の複数の大学関係者などからなる「リキア地方ビザンティン遺跡調査団」の発掘調査により、聖堂の床からモザイクの文章や動物画が出土、サンタクロースにちなんだ聖ニコラスにささげられた聖堂であることが裏付けられた場所です。島の存在を私が知ったのは、2003年暮れから翌年にかけて大阪歴史博物館で開催された『トルコ三大文明展』が最初でした。2003年6月初めて訪れたフェティエにそんな歴史遺産がある!いつか是非行ってみたい、と思いながらもなかなか実現せず、今回ようやくチャンスが巡ってきました。
しかしながら、炎天下40℃を越す酷暑・爆暑(?)・激暑(?)の中、全ての遺跡を見て回るには体力に限界あり。
第2聖堂の辺りで、もうダウン。上まで登りきれず、スゴスゴ退散してしまいました。。。

カバック KABAK

フェティエの町中に連泊する予定だったのに、ボラさんが突然カバックへ行こうと言い出した。
キャンプ地としてトルコ人にとても人気の高いケレベックレル・ヴァーディスィ(蝶の谷)よりもっと静かなキャンプ場だとか・・・
(いったいどんな所へ連れていかれるねん・・・)

フェティエのマリーナ近くのホテルからバイクに乗ってオリュデニズへ。そこからドルムシュ(ミニバス)に30分ほど揺られてたどり着いたカバック。
ドルムシュ・ストップは山の中腹あたりで、ここから山道をひたすら下って海に近いバンガローへ向かう。えぇーっ!? そんなの聞いてないよ〜!勘弁してよ〜!と叫んだところで、この山を下らなければ今夜泊まる場所にはたどり着けない。。。
30分以上も足場の悪い山道を歩いて、やっとのこと着きました。

カバック。そしてサンタクロースの島ゲミレル島へ。

この遥か下方にバンガローがあるという話。 途中休み休み・・・写真を撮りながら・・・それでもさっさと歩かないと山の中は薄暗くなりかけています。
夕暮れの海岸。波の音だけが聞こえる。ちょっと寂しい気分。 ブーゲンビレアの下をくぐりぬけて、やっとたどり着きました。

バンガローには10名ほどの宿泊客がいました。国籍も年齢も様々。大人になってからキャンプ経験がなく、上等のホテルではないにしろそこそこ快適なホテル滞在に慣れてしまっている私には、たった一晩でこうした「なーんにもない」自然の中で過ごすことに正直違和感がありましたが、他のお客さんたちを見ていると、いったいこの人たちはいつまでここに滞在するんだろう?ひょっとしてひと夏ここで暮らすのかな?と思うくらい、環境に馴染んでいるようでした。自然が好き、と思っていた自分自身の適応力のなさにがっかりです。10

翌朝、前日下ってきた山道をまた泣きながら登り続け、ドルムシュ・ストップの前のチャイハネで水をぐびぐび飲みながらドルムシュを待っていました。

オリュデニズからフェティエへの帰り道朝ご飯に立ち寄った店のアイドル、ボンジュック

































































オリュデニズのベルジェクズ・ビーチをあとに上機嫌で操縦するボラさん。 小さなボートを係留できる場所がなく、上陸せずにゲミレルへ
穏やかそうに見える海ですが・・・ ここにボートを留めて上陸。 第4聖堂まであるのですが・・・
保存状態が最もよい第2聖堂
リキア地方ビザンティン遺跡調査団のページ
ベルジェクズに戻ればいつもの賑わい。あ〜、パラグライディングやりたかったなぁ・・・
トップページへ
フェティエ・アルバム(スライド)
フェティエ・アルバム(スライド)