01/11/11 18:00
ねえさんとョニ太くんplus
Vol.02:ール無用の残虐レースで頭が弱ゲー」

 サアみんな、急いでテレビの前に集まって! おねえさんとジョニ太くんの楽しい楽しい【わくわくゲーム発掘しちまうぞコラみたいな感じっぽい、なんか、あのー・・・とにかくそういうやつ】の時間が始まるヨ! なんだかんだで半年以上経過してしまいましたが、まあ、いいや。ていうかメガネっ子ちょー萌えだしジョニ子たんハァハァだし!? なんて書いてて誤解されるとマジで嫌なので明記しときますが、コレただのネタですよ小生ホントのホントにロリ趣味的な嗜好は皆目ねーですよ? などとムキになって否定すると逆に怪しい。どうしろっていうんだ畜生!

 とにかく、みんなで呼んでみよう! おね〜さ〜ん!ジョニ太く〜ん!


  おねえさん、テレビ神奈川の『ファイト!川崎フロンターレ』をつけっぱなしのままソファーにダラ〜っと寝そべってビールを煽り、あたりめをクチャクチャかじりながらオッサンばりにスポーツ新聞を読みつつ。

おねえさん(赤)
「・・・あーもー、今期もパッとしないわねー、フロンターレってば! J2の真ん中くらいって、いちばん面白くも何ともないポジションで前後するばっかりで・・・・・・えぇい、我らが川崎を捨てて東京にひよりやがった、あのクソ読売の手先どもの鼻あかしてやろうって気概を見せなさいよ、気概を! 他のどこに負けてても構わないから、せめてヴェルディよりは上にいて欲しいのにっ!」

ジョニ太くん(緑)
「・・・・・・あの・・・ちょっと、おねえさん? おーい、聞いてるー? おねーさーん、おーい」

「・・・どうでもいいけど、東京中日スポーツの宣伝コピー『120円の感動』って、ちょっと安っぽすぎると思わない? なんか、そんな感動、全然ありがたくねーじゃん、みたいなカンジよね」

ほんとに死ぬ程どうでもいいヨ、そんなことは。それより、前回のラストでぜってェ殺スとか息巻いてたテンションはどうしたのサ? すっかりダラダラしちゃって」

「だってさー、いくらおねえさんのメインエネルギー源が【怒り】にあるからって、そんな激情、半年以上も持続したりしないわよ。韓国人じゃあるまいしー」

「って、サラッと要らん問題発言すんなよ! ・・・ったく、これじゃ話すすまないから思い出してもらうケド、ジョニ子ちゃん、おねえさんのこと『年増』とか『オバさん』とか言っ

 おねえさん、速攻で正道会館じこみの胴まわし回転蹴り。顔面に直撃し、鼻血と前歯を吹き飛ばしながらブッ飛ぶジョニ太くん。

「ああクソッ、そういやぁそうだったわっ! ド畜生あんの小娘ぜってェ許さねえ殺す死なす入滅さす!」

「だ、だから、ぼくが言ったんじゃないのにー!」

「ぐぅぬぬぬ、あの小娘ったら、なんて邪魔で憎たらしくて忌々しいのかしら! いじめてやる、いじめ倒してやるわ! そうよ、こんな時こそかつてチベットで伝説のいじわる仙人のもと2年8ヶ月にも及ぶ厳しい修行に耐え抜いた成果を見せるとき!」

「・・・おねえさんて、さりげに人生棒に振ってるよネ」

「いくわよッ! いじわるモード、オン!

 (耳にかかった髪を優雅な手つきで後ろへと送りながら)ヤレヤレ、いやあね、まったく・・・身の程を弁えない方って、これだから困るわ。ちょっとお灸を据えてやる必要があるわねウフフフ、このトゥシューズの中に画鋲を入れた揚げ句、更衣室に忍び込んで衣装をハサミでズタズタに切り裂いてステージに上がれなくしたうえ、さらに体育の水泳の時間に爺やにいって作らせた水に濡れると溶ける素材のスクール水着と入れ替えといて男子の前で大恥かかせてやるわオーホホホ、ざまあみなさいってのよ小娘ーっ!」

「さ、三番目のは是非やって欲しいなあ。是非。いやマジで」

ジョニ子ちゃん(青)
「・・・でも、あたしトゥシューズなんて持ってませんよ」

「ええい、持ってる持ってないの問題じゃないのよ、やるかやらないかの問題なのよー!」

「持ってる持ってないの問題ですよ」

「まあ、そりゃそうだなぁ」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

や、やかましいー! イナズマッ!

 おねえさん、イナズマ・レッグラリアート炸裂。まるで『クローズ』パンチを喰らったように、ブッ飛んだ揚げ句に「ゴッ!ガッ!」と数回リバウンドするジョニ太くん。

ぶべらッ! だ、だから、なんでぼくがブッ飛ばされなきゃなんないのサー!?」

「・・・やっぱり」

「?」

「手頃だから?」

「・・・・・・・・・・・・ジョニ子ちゃんて、ほんと心ないよネ」


「・・・というわけで今回は、かつての国民機スーパーファミコンの円熟期にヒッソリと発売された、誰も知らない大傑作バトルRCG『ロックンロールレーシング』(以下、RRR)を紹介します。このゲームは、ナムコがまだナムコット名義でもソフトを発売したりしてた頃のもので、お馴染みインタープレイも関わってるフダ付きの洋ゲーみたいですね」

 少しも話を聞かずに、オーソドックスな「顔面下から赤ライト」演出でゴゴゴ擬音を背景に、ぐらぐらと煮だったような上弦半円の目つきをジョニ子ちゃんに向けて燃やすおねえさん、ぶちぶちと独り言を呟く。

(チックショウ、忌々しいわったら忌々しいわ! あの腹の立つすまし顔を、どうやって苦痛と恥辱に歪めてやろうかしら・・・そのためになら【おねジョニ】が成人指定になることすら厭わないってもんよ!)

「厭うわい、バカタレ。大体ジョニ子ちゃんの設定、11歳だヨ? コメットさんの地球年齢より下だし・・・児ポ法にケンカ売る気かよ」

「あの、二人とも聞いてます? なんだか前回と導入が同じパターンなんですけど」

「ああ、平気平気、ちゃんと参加してるから」

「・・・・・・・・・で、このRRR、ほとんどの人は聞いたこともないんじゃないかと思うんですけど・・・・・・あたしも全然こんなゲーム発売されてたなんて知らなかったし。ジョニ太くん、これどんなゲームなの?」

「うーんとネ、そうだなぁ、一言でいうと・・・」

どいつもこいつも片っ端から蹴散らしてオレサマが最強最速だぜ文句ある奴ぁかかって来な! 俺とテメエと、どっちがロックンロールの神様に愛されてるか試してみようぜゲームよっ!」

 「ぜんぜん一言じゃないですね」

「ぐっ・・・・・・えぇい、とにかくビームミサイル地雷を積んだ超ワイルドなイカス四駆マシンでルール無用の残虐レース! ナナメ俯瞰視点のラジコン操作で繰り広げられる単純マリオカート暴力SF版!ってカンジなのよ。世界観的には、そうねぇ・・・『オフワールドインターセプター』なんかが似てるかしら」

「オフワールドインターセプター自体、誰も知らねえと思うけどネ」

「・・・つまり、結局またバイオレンス一直線ゲーム?」

「そりゃ仕方ないヨ、ジョニ子ちゃん。おねえさんって日曜には『いいとも増刊号』なんかよりテレ東で『刑事ナッシュ・ブリッジス』視なくちゃ気が済まない、根っからのバーバリアン女だからネ」

「何にしろ、やってみりゃ分かるってモンよ! ほら、スーファミ電源いれてコントローラー持って!」

「あたし、レースゲームあんまり得意じゃないんですけど・・・」

ああン? あんた今なんつった? レースゲームですって? こいつはレースゲームなんかじゃねええええええええええええええええええわよ!

「え? でも、ちゃんとタイトルにも【レーシング】って入って

そんなもん関係ないわよ! なんたって仮にもクルマで走って一番を競う体裁のゲームくせに誰もラップタイムなんざ計っちゃいねえってんだから、要するに、どんなテ使おうが最後の最後でチェッカー切ったヤツが絶対勝者!という、いかにもアタマの悪いマッチョな思想・・・・・・こりゃ格闘ゲームよ! 試合に勝って勝負に負けたなーんて精神論は、RRRの前じゃあゴミ以下の価値も無い理屈でしかない。そんなもんが通用する余地はエスパー伊東が入り込める隙間ほどもないわ!」

「と、とりあえず、VSモードを始めるといいヨ。このゲーム、VSだと最初っからあらゆるコース、あらゆるマシンでプレイできちゃう親切設計だから」

「・・・CPUのレベルが三つ選べるよ」

「ま、あんたみたいな超初心者の乳くさいガキンチョは、おとなしくROOKIEレベルでヨチヨチ遊んでるのが似合ってるんじゃないの〜? ほんとはWARRIORレベルじゃないと真の面白さは味わえないんだけど・・・ま、しょーがないわね〜、ガキンチョじゃあね〜」

「・・・・・・なんか悔しいから、真ん中のVETERANレベルにします」

「じゃあ次はプレイヤーキャラ選択だネ。キャラ特性が、それぞれコーナリングや加速、最高速なんかのパラメータに影響するってシステムだけど、あんまり最初は気にしなくてイイと思うヨ」

「あのう・・・・・・選べるキャラの中に女の子が一人もいないっていうのは・・・」

ぅ当ったり前でしょ! そもそもが、バトル世界なんてのはオトコのもんなのよ! それを最近じゃ女子供がしゃしゃり出て来やがって、その上そっちのが戦闘力あったりするってのは一体どういう了見よ!? 特に格ゲー!」

「しかもアレって、ゲームプレイ中にはまったくそんなこと考えてないってのが一番おっかないよネ。みんな普通にシラフでボコボコ女の子ぶん殴ってるし・・・・・・ありゃハタから見ると相当異常だヨ」

「やっぱり最初っから野郎オンリー!って方が何の遠慮もなく全力でブッ殺し合えるから、気兼ねする必要なくてイイわよねっ(心臓記号)

「・・・・・・・・・」

「で、カーセレクト。ここでは迷わずAIR BLADEをチョイスだヨ! このマシンが最もRRRの醍醐味を楽しめるからネ」

「これ以外だとニトロ加速が使えなかったり、グリップ性能が良すぎて全然ワイルド&ロックンロールじゃなかったりして、まるで違うゲームになっちゃうもんね。兎に角ちょっと遊んでみれば面白さが分かるわよ」

「・・・・・・おねえさん、なんか妙にジョニ子ちゃんに優しくない? なに企んでんの?」

「え? なななナニ言ってんのよ、そんなことないわよ! もう、やーねージョニ太くんたら」

「ふーん・・・・・・ま、いいケド」

「それじゃあ、ちょっと失礼して」


(ジョニ子ちゃん、プレイ中・・・)


「うー・・・けっこう、むずかしい・・・」

「独特のラジコン操作だから、慣れるまでチョットかかるかナ? でも、そのハードルを乗り越えて思い通りに動かせるようになると、最高に熱いバトルが展開できるんだヨ! 一位で走ってるクソ野郎に雨のよーにミサイル叩っこんでブッ壊し、ゲラゲラ爆笑しながら抜き去ってく快感は、何物にも代え難い至高の瞬間だヨ!」

「あと地雷ね。このゲーム『自分が地雷を設置してる瞬間は地雷の当たり判定をキャンセルできる』から必然、地雷の上に地雷が重なって、ふと気が付くと三周目くらいにはものすごい地雷原が誕生してるという・・・つまり、地雷原まで地雷を温存できなかったプレイヤーに待ってるのは確実なダメージのみ。この辺の駆け引きも、RRRの醍醐味よ!」

「十字ボタン左右とL/R同時押しでするドリフトが、やたら楽しいです。タイヤがキュルキュル白煙ふいて遠心力に振られる挙動は『リッジレーサー』インチキドリフトなんかより断然カッコイイと思う」

「・・・な、なかなか思い切ったことを言うわね、この子ったら」

「一位で走ってても後ろからミサイル撃たれる危険が常にあるから少しも気が抜けないし、特にデッドヒート中に繰り広げられるドッグファイト=背後の取り合いの緊張感は半端じゃないです・・・ ジャンプ台の直前に地雷設置しといてライバルカーを明後日の方向に飛ばさせたり、そうとう邪悪な遊び方も出来そうだし。ていうかBGMカッコよすぎです。ディープパープルの"HIGHWAY STAR"とかステッペンウルフの"BORN TO BE WILD"なんて、ちょっと古くさめの、HR/HMっていうよりは『ロックンロール』の息吹を感じる選曲・・・そのうえスーファミの音源でよくぞここまでってくらいアツすぎるギターディストーションサウンド再現しまくり。慣れてくると、ほんと白熱します、これ。すこし汗かいてきちゃった」

「・・・反射神経依存型のゲームにハマってほんのり汗ばんでる女の子って、なんかエロいよネ」

「・・・・・・・・・」

(咳払い)えー、それじゃあ、このへんで」

「?」

 おねえさん、あからさまに悪意の張り付いた、ひきつり気味の人のいい笑顔で、

「お互い親睦を深める意味でエキシビジョンマッチとシャレ込もうじゃないの―――てのは、どう?」

「ッ! お、おねえさん、ちょっと、初心者相手に・・・・・・」

「いいですよ」 < アッサリと

「ええっ? や、ヤメといた方がいいヨ、きっとスゲエ悪辣な戦法で徹底的にイジメてくるつもりだヨ? おねえさんのイジメ方って、たかがゲームとはいえ本当にヒドイやり方で、小学生の頃『ダウンタウン熱血行進曲』とか『キン肉マン/マッスルタッグマッチ』とかでマジで何人も友だち泣かしてきたんで有名なんだヨ?」

「大丈夫。もう操作の方は大体おぼえたから」

何ッ!? 今こいつ何と言ったんだ? 『もうバッティングの方は大体おぼえた』・・・・・・『おぼえた』・・・『おぼえた』と言ったのか?

「誰も『バッティング』なんて言ってねえよ」

承太郎ッ! 貴様さっき何と言った! 『おぼえた』! 『バッティングは大体おぼえた』と言ったのか!?

二度言う必要はねえぜ、です」  バァーン!

「じょ、ジョニ子ちゃん・・・・・・」


てなわけで、対戦セットアップ。


「―――二人とも、用意はいいネ?」

「あったりまえよ!」

「・・・いつでも」

 普段と変わらぬすまし顔なジョニ子ちゃん。かえって、怒りにコントローラーを握り潰さんばかりのおねえさんは邪悪な歪み笑いで、

(クックック・・・・・・甘く見たわね、小娘! このゲーム、このわたしに限っては絶対に手抜かりは無いと思うがいいわ! なんたって長期休暇で実家へ帰省する際には毎年、朝から晩まで毎っ日ずーーっとスーファミで『RRR』『シンジケート』『スマッシュTV』をローテーション組んで延々プレイし続けてるんだから、その経験値は付け焼き刃の初心者ごときの及ぶ地点にゃないってもんよ! その上こっちは、数々の面白イヤラしい邪悪プレイ法もマスターしてるし・・・クックック・・・もう泣いて謝っても許してやらんフハハハハ! プライドというプライドをズタズタに引き裂かれ、偉大なるこのわたしの前に崩れ去り、平れ伏すがいいわ! ついでに複数の野蛮な男共に凌辱されるがいいわ!)

 註:凌辱されません。というより、一体なにが「ついでに」なのか訳わかんねえ。

「それじゃあ、いくヨ・・・・・・スタート! さあ、各車一斉にラインを蹴っ・・・いや、おねえさんが出遅れている!? これは、どうやら意図的にアクセルを踏んでいない様子! 一体どういうことだー!?」

「フッ、かかったわね!」
                              . . .. ...
 そう、おねえさんは出遅れたのではない―――バックを取ったのだ! かっこうのミサイル発射位置につき間髪いれずにありったけのミサイルを叩き込む! 瞬時に耐久力を奪われ爆砕して弾け散るジョニ子ちゃんのマシン。コース復帰までに要する数秒間は、RRRにおいて致命的な遅れとなる・・・

「・・・・・・」

「ああっ、だからヤメといた方がイイって言ったのに! ジョニ子ちゃん、今からでも遅くないヨ、もう謝って許してもらおう! 多分ムダだと思うけど! でも、このままゲーム続けたら骨の髄まで泣かされ・・・」

やれやれ、こういう時はハゲますもんだぜ・・・・・・『一回のオモテだ、まだ始まったばかりだガンバレ承太郎』ってな。です」

「・・・じょ、ジョニ子ちゃん?」

 おねえさん、はやくも勝ち誇ったよーな含み笑いで、

何でもいいが・・・・・・まだ一回オモテ1アウトです、試合を続行しましょう。11点の差がつけばコールドゲームで試合はその場で終わりということをお忘れなく

「あ、あのさあ・・・・・・二人とも、このネタいつまで続けるつもりなの? ねえ?」

 ―――と、その後も、おねえさんの執拗な嫌がらせ・・・コーナー出口付近の最も避けづらい位置に地雷原を設置したり、ハバ寄せで強引に交差コースを脱線させたり、自分はシールド満タンなのに落ちてるリペアパーツを全部とっちゃったり・・・が続くも、なんとか2位をキープして善戦するジョニ子ちゃんだったが、やはり経験の差は歴然、もはや1位のおねえさんと半周ちかく差がついている。周回は最終ラップ、これから半周を挽回するのはほとんど奇跡に近いミッション:インポッシブルである。

「ああっ、これは、さすがに到底ジョニ子ちゃんが勝つことは出来そうにもない状況だー! 余裕のおねえさん、今、最後の直線を疾走中! すでにウィニングランの趣・・・・・・い、いや! これは一体なんのつもりだーッ!? おねえさん、ゴール直前で180度ドリフト、そのまま停車したッ! ま、まさか・・・」

「クックック・・・・・・わたしは、やるといったら完膚無きまでにる女よ! かかってきなさい、小娘! 屈辱の味ってやつを思い知らせてやるわ・・・!」

「・・・・・・」

 おねえさん、ミサイル残弾は最大の7発。ジョニ子ちゃん、様々な嫌がらせのすえ、シールド残量1。まさに大人げなさの見本市のような状況と言えるだろう。

うおらー! 死ィねェェェーーーーーーーーえええ!

「!」


・・・・・・。


「―――・・・いやー、まさかあそこで全弾ハズすなんてことがあるとはネ。ジョニ子ちゃん、最終コーナー手前で急停車してたのに、おねえさん気付かずにミサイル全部ブッ放しちゃうんだもんナー。しかも、その隙にジョニ子ちゃんの逆襲ミサイル喰らって爆死するし。まったく、いつものことだけど、気持ちが前のめり過ぎるんだよネ、おねえさんて」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 < 燃え尽きた

「おねえさん、大丈夫?」

「・・・勝ってたのに。わたしが勝ってたのに、絶対に負けるはずなかったのに! そうよ、ありゃホントならわたしの勝ちだったのよ! むしろ勝ったのは、わたしよー! ギャワー!」

どんなテ使おうが最後の最後でチェッカー切ったヤツが絶対勝者って言ったの、自分ですよ」

ちっ・・・ちがう! 違うぞッ! 俺は負けを認めてはいないッ! うっかりだッ! うっかり花京院の魂を離してしまっただけなんだッ!

魂が解放されたということは、おめーの心が負けを認めたということだぜ、です」 バァーン!

「・・・・・・ま、まだ続いてたのか、このネタ・・・」

「・・・・・・・・・・! ・・・ッ!」 < もう声にならない

「それじゃ約束どおり、あたしの言うこと一つだけ何でも聞いてもらいますね」

ってコラ、ちょっと待てー! そ、そんな約束はしてねー!

「・・・でも、もしあたしが負けてたら、無理にでも理屈つけてそういう展開にするつもりでしたよね?」

うっ・・・!

「うっ・・・!ってアンタ、ほんとにそうする気だったのかよ! さ、最低だ! この女サイテーだー!」

「んー、じゃあどうしよう、何してもらおうかな・・・・・・」

「あ・・・う・・・ぐ・・・」

 もはや自分の運命を呪う以外にないおねえさん、一体どんな無理難題を吹っかけられるのか、その身を強張らせて戦慄する・・・アフリカ象も素手で屠るおねえさんにおいて、こんな事態は滅多にない。

「とりあえず」

(ビクッ!)・・・な、なによ」

「・・・のど渇いちゃったんでジュース買ってきてくれます? ドクターペッパー。無かったらタブクリアでもいいですよ。頑張って探してきて下さいね。あ、もちろん、あたしはそんなもの飲まないから、買ってきてもらっても口つけるどころか封も開けずに速攻で捨てると思いますけど。よろしくね」

「うっわー、ジョニ子ちゃん、すげー性格わりー」

「ま、たまにはね」

「く、く、く、屈辱・・・! 最大級の屈辱ッ! このわたしが・・・パシリに・・・・・・世界中で幾多の誇り高き偉大な格闘家たちと互角以上に渡り合ってきたこのわたしに・・・・・・ジュース買ってきてくれ・・・だと・・・? ち、ちくしょう! ちくしょう! ちくしょー!」

「何してるの? はやく行って・・・・・・あ、そうか、お金? なんだ、小銭も持ってないんだ・・・しょうがないなぁ・・・じゃ、はい。お釣り、忘れないでね」

 といってジョニ子ちゃん、おねえさんに10円玉を一枚、手渡す。

「・・・・・・う、うわあああああああああん! どちくしょー!!

 彼女にとってこれ以上の屈辱が、果たしてあるだろうか。おねえさん、哀しみの10円玉を握り締め、泣きながら走り去る・・・・・・自販機を探しに。

「じょ、ジョニ子ちゃん、ちょっと・・・やりすぎじゃないかナ?」

「かもね。帰ってきたら、慰めの一言でもかけてあげようかな」

「・・・それ、おねえさんの場合逆効果にしかなんないと思うけどネ」

 ―――・・・今回の教訓。ウサギとカメ。


「というわけで、今回は『ロックンロールレーシング』を紹介しました。ええと・・・おねえさんがジュース買いに行ったままだけど、待ってても時間の無駄なので、次回予告しちゃいます」

「ってこと自体、もンのすごい屈辱だろうネ、おねえさんにとっては・・・・・・おおっと次回は珍しくRPGを紹介するみたいだネ?」

「今はもう隠居しちゃったゲーマーのためのゲームメーカー・テクノソフトがプレイステーションから送る異色リーディングRPG『ネオリュード』シリーズ三本を一挙紹介の予定です。お楽しみに」

「んなコト言っといて、どーせまた次の更新も半年後とかなんじゃねーの〜? 大体ジョニーの野郎、調子に乗って自分の能力以上にネタ拡げすぎて結局どれも中途半端になってんだよネ〜。ったく、身の程を知らねえっつうか、何つうか・・・」

「あ、おねえさん。おかえり」

「・・・へ?」

 振り向くジョニ太くん。おねえさん、仁王立ち。以下オチ省略。

END


 だ、ダメだ! やっぱり最近の『エクセルサーガ』が あんまり面白くない のと同じ理由で、このネタも相当つまんなくなってるよーな気がする! いくら新キャラでテコ入れしよーとしても、ひより気味になっちまった時点でヤメにしとくべきだったのか〜!? などと前半は思ってたんですが、後半の展開は、かなりノッて書けたんで気に入ってます。にしても一人キャラ増えると、今度は長さが問題になってきますね・・・この半分くらいで適量だよな、やっぱり。

 でも次回のネオリは、もっと思い入れ深いゲームだから、きっと猛烈に長くなることでしょう。今のうちに謝っときます、ごめん。


ねえさんとョニ太くんplus
Vol.02:ール無用の残虐レースで頭が弱ゲー」
DATE:01/11/11(Sun) WRITER:Johnnie the Fire [YIW00767@nifty.ne.jp ]
BELONGING:[ Committee for Eating 3 Owans of MESHI with Galgames ]