私はあらん限りの力をつくし、何を持って真の生と言い得るのか、この生における自由とはいかなるものかを、探索し探求することに力を尽くしてきた。私たちの眼前に常に出現する、相反するふたつの存在を承認しないわけにはいかない。すなわち、ルワビネダ(二元論)と称される事象。昼と夜、明と暗、悲しみと喜び、男と女、天と地、この相矛盾する事象こそ、私の作品製作にあたって深く考えに耽る素材となっている。この相反するふたつの性格がまみえる過程を探求する試みが、ひとつの想像の力となり、それをさまざまなメディア - カンバス、紙、木、石に、多様なテクニックを駆使して注ぎ込むことにより絵画、彫像、仮面などがかたちづくられるのである。〜ブディアナ画集より〜
BUDIANA (I Ketut Budiana) 1950年バリ島Ubudの伝統工芸、建築の家系に生まれる。芸術専門学校並びに教師育成学校に学ぶ。1980年地元プリ・ルキサン美術館の年次展覧会実行委員長に就任。氏の作品はプリ・ルキサン美術館、ネカ美術館、アルマ美術館に収蔵。2003年東京ステーションギャラリーで個展開催。旺盛な創作力と卓越した指導力で現在最も注目されている画家。 略歴詳細